「猫の手も借りたい」 という諺があります。
もうね、人間はどこまで愚かで、尊大・不遜なのかと小一時間。
猫田にゃぉ さんが説教してやるから、ごちゃごちゃ言わすにそこに座れと。
よろしいですか、人類との付き合いの長さにおいて猫は確かに犬に劣ります。しかし文明が進歩し、狩猟から農耕に移ると、収穫した穀物をネズミなどの害獣から守るために猫は人類と共生関係を築くようになりました。昔の農家さんは結構猫を飼っていたでしょう。思い出してご覧なさい。
いまでも蒸留所などではネズミ取りのために猫が飼われていてウィスキーキャットと呼ばれているじゃないですか。猫のおかげで、これまでどれほどの益を得たことかまさか忘れたとは言わせませんよ
何?わからない。
あなたバカなの?低脳なの?日本語分かるの?
仕方ありません。さらに重要な事をお話ししましょう。
17世紀ヨーロッパにおける「魔女狩り」と言うものをご存じですか?では「ペスト」という病気をご存じですか?
愚かな人間達が、猫は魔女の使い魔だとして大量に虐殺した結果ネズミが大発生し、そのネズミによって運ばれたペスト菌によってペストが大流行してしまい、その結果ヨーロッパでは全人口の約3割の死者を出してしまった。と言うことをご存じですか?
ようやく分かっていただけましたか。
まぁ、若干虚構を交えましたが (魔女狩りが頻繁に行われるようになったのはペストが大流行する300年後のお話)、ネズミは穀物を荒らすだけでなく、様々な病原菌を運んでくる場合があるので、そういった病気から人間を守っていたのが猫であるという事実は変わらないでしょう。
よろしいですか!!
かように人類に貢献してきた猫様に対し 「猫の手も借りたい」 などとうそぶくとはなんたる非礼、なんたる無礼。恥を知りなさい。
これからは、「困ったときほど猫の手を借りたい」 と、そう言わなければいけません。
そもそも猫様は古代エジプトにおいて猫は神格化されてましたし、古代中国においても稲穂の精霊としてあがめられていました。人類が猫様を大事にするのは不思議なことではありません。
分かっていただければいいのです。
では、今までの行いを恥じ、改心するならばまずこの壷を・・・・