放射能のほこりが降り注いで、汚染されている地域を対象に、ごく少数の、母乳サンプルについての測定結果が発表されました。
厚生労働省は30日、福島県や関東地方に住む女性23人から提供された母乳について放射性物質の調査をしたところ、7人から微量が検出されたと発表した。厚労省の担当者は「調査結果は不検出か微量の検出であり、母乳を与えても、乳児の健康に影響はないと考えられる」としている。
厚労省によると調べた母乳は4月24、25日に採取。同県いわき市の女性の母乳から1キロ当たり放射性ヨウ素3.5ベクレル、放射性セシウム2.4ベクレルが検出されたほか、茨城県の5人と千葉市の1人から放射性ヨウ素2.2~8.0ベクレルが出た。
残り16人(福島県3人、茨城県4人、千葉県1人、埼玉県1人、東京都7人)の母乳からは、検出されなかったという。
母乳には国の基準がないため、厚労省は、飲料水の暫定基準の放射性ヨウ素100ベクレル(乳児)、放射性セシウム200ベクレルを参考に評価した。
by 朝日新聞
ちょっと考えてみましょう。
ベクレルは加算できますから、合計値で考えます。
ヨウ素は、7日間で半減しますから、7日前は、2倍、14日前は、4倍、21前は8倍、28日前は、16倍です。
ですから、爆発のあった、放射能のまきちらされたときは、3月12日で、44日たっています。
したがって64倍以上です。
3.5X64+2.4
=202.4です
これは無視できる量なのでしょうか。
普通に、確率分布を考えると、このサンプルを仮に平均値としても、かなり多く人の母乳が、これよりはるかに大きい値に分布していることは一目瞭然です。
決して安心などという数値ではありません。
ねこはさらにこの測定結果の発表が44日もたってから行われていることに怒りを覚えます。
更にサンプルの取り方に、異議を唱えるものです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001azxj.html
厚生労働省の調査のきっかけとなった民間団体の調査。
http://bonyuutyousa.net/
東日本大震災:4人の母乳に放射性ヨウ素 最大36ベクレル--民間調査
市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」(村上喜久子代表)は21日、福島第1原発事故を受け、福島県など4県の女性9人の母乳を民間検査会社で分析した結果、千葉、茨城両県の4人から1キロあたり最大約36ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表した。
生活協同組合の組合員から3月下旬に母乳の提供を受け、千葉県柏市の女性から1キロ当たり36・3ベクレル、茨城県守谷市や同県つくば市の女性3人から31・8~6・4ベクレルの放射性ヨウ素を検出した。福島県と宮城県の女性は、不検出か検査中という。
厚生労働省は、母乳に含まれる放射性物質の安全基準を設定していないが、検出した数値は水道水に関する乳児の摂取規制値(1キロ当たり100ベクレル)以下で、同省母子保健課は「健康への影響を心配するレベルではない」と話す。