一昨日、おばーちゃんの家に行った時、テレビのドラマで仁をやってました。
現代のお医者さんが、ひょんなことから幕末にタイムスリップしてしまうお話です。
江戸時代の人を、現代の技術と知識で治療するシュールなお話です。
しかし、医学ではない物の、自分も似たような事をおばーちゃんの家でする予定で来た訳です。
おじいちゃんが昭和初期頃に買った、ONKYOのアンプ(やっとトランジスタが入ってる??)、先日数メートル先に引っ越した(というより家を元の家の庭側に建て替えて、元の家を崩す予定なので)、おばーちゃんは勿論新居に持って行きました。
但し、まだアース線を繋いでいません。
新居には、アース対応コンセントが搭載されているのに、アンプはアースが必要なのにアース対応コンセントに対応していない(古いし当然ですw)。
コンセントのアース線と、アンプのアースを接続する為に、まずはアース線の購入をしてきました。
行き着けの電子パーツ店で1m60円でした。
家電量販店で買うと、大量の物を高買いさせられるので要注意w
ある程度の太さのより線を買ってくればOKです。
出来れば被服の色は緑がお勧め?
次に、コンセントのツメを、2ピンから3ピンにするアダプタを購入。
3ピンのを2ピンにするアダプタは安いのに、2ピンを3ピンにするやつ、高くて数も少ないんだよなー、困ったなー。
お値段1000円弱でした。
アース線と、コンセントをアダプタに両方繋いで、壁のコンセントに繋ぎます。
とりあえず、「現代」の部品で、「昭和初期」のアンプのコンセントを作り直しましたw
ここまでは、序の口。
本番はここからです。
おばーちゃんの家には超年代ものの、特注のレコードプレイヤーがあります。
おじーちゃんが若い頃に買ったもので、これも思いっきり昭和初期の一品。
引っ越した時に、とりあえずアンプに繋いで音出ししようとしたところ、ハム音がしてLの音が出ません。
線を調べたところ、とりあえず驚愕の事実が判明。
レコードプレイヤーの出力インピーダンスと、アンプのフォノ端子の入力インピーダンスを補正する為のアッテネータの端子が、なぜかつまむところが無くて、金属の部品だけになってアンプにつきささってるのを確認。
どういう経緯でつまむところが消えてるのかは、俺にはわかりません。
かなり前からなかったのか、金属の部品部分におじーちゃんの字で、直接LとかRとかマジックで書いてあります。
無論、このアッテネータも、昭和初期の代物ですw
まあ、この端子が劣化してるのは明らかな訳で、とりあえずおばーちゃんに言って、アッテネータだけ取り外して持ち帰りました。
家に持ち帰ると、赤白のコネクタを先述の電子パーツ店で購入。
それぞれ100円。
アッテネータの劣化して金具だけになったコネクタのケーブルに、ニッパーの刃を当てます。
昭和初期の年代物が...ここで俺が「覚悟を決めて」手に力をこめると、後に引けませんw
とりあえず、覚悟を決めて、ハンドルを握ります。
ブチッ...。
傷んだコネクタが、コロリとテーブルに転がりました。
赤白のコネクタをバラバラにして、先ずは色のついた樹脂製のつまむ部分をケーブルに通します。
右手に握られてる、金属の棒から白煙が上がります。
線類って、案外固定しづらい割りに、より線を端子穴に通すときにより線が分離してしまったりします。
コテを当てると部品が動いてたり、線が動いたりして、芋半田の要因に!?
結構大変でしたが、とりあえず白も赤もコネクタを無事に取り付けられました。
これでLとかRとかは書かなくても構いません。
ついでにケーブルのLとRがバラバラに分離しないように、結束バンドで止めます。
でもって、昨日おばーちゃんの家に持って行きました。
正直直ってる自信はなかったです。
古い機械だとし、俺の修理技術もお世辞にも他高くありません。
他所も壊れてるかも知れません。
修理が失敗してると、下手すると特注のレコードプレイヤーや、年代物のオーディオアンプを壊すかも知れませんw
とりあえず、接続して電源を入れました。
電源まではOKでした。
左のスピーカーからはハム音は...聞こえません。
とりあえず、レコードを持って来て、プレイヤーにセットして、ダイアルを33にカチッ。
針をレコード溝にそっと下ろします。
「音が出た!!」
問題のLの音もしっかりと出ました^^
修理は成功でした^^
昭和初期の物...平成の真っ只中の部品で、修理しちゃったよぉ^^;
平成の部品、昭和初期の機械にもしっかり使えるんだなー^^;