昨日の昼前に、友人からメールがきた。
「午後、急にヒマになったから、時間あったらランチでもどう?」。
友人は、少し前に仕事をやめて、
現在は「職業訓練」ということで学校に通っている。
午後の授業が休講になったのかなー、と思いながら返信した。
あいにくと仕事が片付かないので、後ろ髪を引かれる思いでお断り。
夕方になって、その友人から電話がかかってきた。
「新橋、いきなり大雨だよー」
と言いながら、機嫌は悪くなさそうである。
く 「今日はどうしたん? 学校休み?」
友 「ううん。エスケープ」
く 「うは! 高校生みたいだね」
友 「もう、あまりにもつまらない授業は出なくていいかと思って……」
く 「まぁ、それもアリかもねー」
友 「それで、さっき新潟のアンテナショップがあったから寄ってさぁ。
日本酒飲んできちゃった」
く 「それは、高校生のときじゃ、ありえないサボり方だねぇ」
友 「あはは、そうだねー。
しかもね、お酒、買っちゃった」
く 「買ったの?」
友 「うん。
市販されてない、ラベルもないお酒がおいしかったから」
く 「へーーーーー! いいなぁーーーー!」
友 「でしょ?」
く 「うん、呑んでみたい」
友 「うんうん、こんど呑もうよ」
そのあとも、しばらくおしゃべり。
友人は、どうやらサンセットクルーズに行こうとしてたようだが、
「雨宿りしてるうちに時間もなくなってきたし、またにするー」。
ひとりでサンセットクルーズに行こうとするのも、
けっきょく間に合いそうになくて諦めるのも、
じつに彼女らしくて、「あいかわらずだねぇ」と、笑って電話を切った。
どこまでも自由で、バイタリティあふれる友人と話していたら、
なんとなく、放課後みたいな気分になった。
いまどきの高校生には、「エスケープ」なんて語彙はないだろうし、
気分は高校生でも、やってることは、すっかり大人。
でも、そういうの、悪くないな、と思う。
さて。
今日は、彼女の誕生日だ。
「おめでとう。昨日の日本酒は、いつ飲もう?」ってメールを送らなきゃ。