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年明けにバイト先社員で仲の良い先輩夫婦を乗せてボードに行ったんだ。 先輩とは話も趣味も合うので、お互いに何度か車を乗せ合って遊びに行っていた。 その日は先輩の奥さんも一緒にスキー場に行ったんだけど、偶然にも同じ学年のチャラ男も同じスキー場に来ていた。 しかも駐車場は対面。 俺は中古の小汚いハイエース、向こうはオヤジのベルファイアで男女比率3:3の6人というリア充っぷり。 すでにこの時点で俺の負け決定。
普段からDQN丸出しでウザイので関わらないようにしてたんだけど、 「え?ナニ?お前も来てたん?女連れ?マジ?見せろよwえ?人妻?じゃいいや」 そんな感じで早速絡まれた、超ウザイ、半分無視してさっさと滑りに行って3時ごろ車に帰ってきたらチャラ男軍団がモメてる。
どうやら車の鍵を落としたらしい。
話を遠めで聞いてたら、お前が悪い、いやお前も悪いで罵り合ってるだけ。 鬱陶しいから、さっさとJAF呼ぶなりセンターハウスに聞きに行けよって言ったら 「え?マジで、カッコ悪いじゃん、誰か行ってきてよ」 ってこっちを見てる、ふざけんなお前が行け。
これ以上関わるのも嫌なので無視して先輩と風呂に行くことに。 一時間くらいで戻ってくるとチャラ男の車が無かった、どうやら鍵は見つかったらしい。 正直見つからなくてもいいかなとか思ってたかど、乗せて帰れとか言われるのも嫌だから少しホッとして家に帰った。
悪夢はここから始まる。 午前1:30分ごろ、俺の携帯が鳴った。 見慣れない番号だが、一応出てみる…チャラ男だった。
事故起して車が動かない、怪我人も居る、人通りも少ない、助けてくれ、こんな電話だった。
「いや、それなら早く救急車と警察呼べよ、ここからそこまで片道4時間くらいかかるんだぞ」
「いや、全員酒飲んでるからさ、呼べないんだ、ちょっとここまで来て代わってくれん?」
…こいつ、俺に事故の身代わりをさせるつもりだ。
「怪我人居るなら早く救急車呼べよ、バカかお前」
「呼べねーっつってんだろ!早よ来いや、殺すぞ!」
この瞬間、こいつら死ねって思った。
「で、お前らどこで事故ってんの?」
「国道○×の△□辺りだよ」
「あーそこ橋が多いから良く滑るよねー、ご愁傷様、早く警察呼べよ、じゃあの」
ガチャ
そのまま最寄の警察署を調べて匿名で 「事故みたいですよ」 って電話しておいた。
その後は修羅場だったそうだ、免許は取り消し、全員で200万の罰金、車は廃車、骨折したり歯が欠けたり 親が 「助けなかった俺にも責任が~」 とか言い出したり、見舞金払えとか、薄情者呼ばわりされたりと散々だった。 最終的に弁護士を間に入れて黙らせたよ。
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