火曜から水曜にかけて、角館・田沢湖あたりに出張だった。
そば屋をめぐること5軒。
うまかった!
どこのそば屋のオヤジも素朴で、まじめで、熱意があった。
楽しい仕事だったなぁ。
んで、せっかく秋田まで行くんだから、って、
仕事終わったあと、同行者と角館で別れて秋田市へ。
以前行った居酒屋のきりたんぽが忘れられず、
いつか再訪したいと思っていたのだが、
なかなか機会がないまま7年の月日が流れていて、
ちょうど「今年こそ行くぞ」と思っていたところだったので、
便乗して寄ってこよう、という魂胆であった。
お通しで出されたホタルイカの塩辛をつつきながらビールを飲み、
きりたんぽ鍋、だだみの刺身、ハタハタを頼む。
淡いピンク色のだだみは、甘みがあって、トロリとしていて、濃厚。
子持ちのハタハタは、プチプチで、ちょっと粘り気のある卵がうまかった。
きりたんぽ鍋は、鶏のスープに
地鶏、ごぼう、舞茸など具材の出汁も加わって、
奥行きのある味わいに……。
うまし、うまし。
これが食べたかったんだー!と、舌も脳も大満足である。
サイズの大きなきりたんぽは、
1人前で小さめの茶碗3杯ぶんの米だそうで、
腹いっぱいになるのは当たり前。
ほんとうは、牡蠣のてんぷらとか、きのこの炊いたのとか、
もっといろいろ食べたかったけど、満腹轟沈であきらめた。
こんどは4人くらいで行きたいなぁ。
誰か一緒に行ってくれないかな?
ちなみに。
7年前、2004年11月27日に訪れた際には
「秋田に来たんだから、きりたんぽが食べたいなぁ」と思い、芝良久に行ってきた。ネットで検索したきりたんぽと郷土料理のお店だ。 だが、問題がひとつ。鍋は2人前からという店がほとんどだ。はたしてひとりで行って、きりたんぽ鍋にありつけるのか? 電話で問い合わせてみると、「通常は2人前からですけど、おひとりでしたら1人前でも大丈夫ですよ」とのこと。おー、よかったよかった。 ホームページにも「きりたんぽはオーダーを受けてから焼くので、できれば予約を」と書いてあったので、電話した後ころあいを見計らってホテルを出発し、歩くこと約15分。飲食店が集まる地域に、シンプルな店構えの芝良久はあった。
のれんをくぐって店内へ。客はひとりもいない。一瞬、不安な気持ちがよぎる。が、そんな様子はひとつも見せず、「おひとりだから炉辺のほうがいいんじゃないかと思って……」と用意しておいてくれた席につく。お店の人もなかなか感じがいい。 まずはビールをオーダー。お通しに、里芋ときのこなどの炊き合わせを出してくれた。これが薄味なのだが、しっかりと味がしみていてうまい。期待できそうな感じ。山芋とんぶりをつつきながら、ほかの料理が出てくるのを待つ。 しばらくして、鍋登場! まず、具材がのったお皿と出汁の入った鍋が運ばれてくる。私のために焼いてくれたきりたんぽは、直径5cmはありそうな大きなもの。それをお母さんが手でちぎってくれる。焼きたてなのでとても熱そう。「熱くないですか?」と訊くと「でも、こうしたほうがおいしいから」。断面積が大きいほうが味がよくしみるんだそうだが、焼きたてじゃないと硬くなってしまって手ではちぎれないらしい。しばし煮込んでから、食べる。きりたんぽは、表面が香ばしく、中はややもちっとしている。スープもしっかり吸っていて、かなりおいしい。いままで食べたきりたんぽとはちょっとちがう感じ。本場秋田といえど、焼きたてを出している店はほかにないという。 幸せ気分にひたっていたところへ、ハタハタの塩焼きがやってきた。干物ではないハタハタを食べるのははじめてだ。お母さんが食べ方を教えてくれる。「鮎みたいにね、頭をとって、尻尾のとこを折って、先に骨を抜いちゃうの。そうしたら、あとはぜんぶ食べられるから」と。頭をとると、中から腹いっぱいに詰まった卵が出て来た。ちょっと粘りがあるが、プチプチとしている。身もサッパリとしていて、かなり美味。脇目もふらず、2匹をペロリとたいらげてしまった。 「もうこれでおなかいっぱいになるだろう」と思いつつ、あまりにもおいしかったので、ついだだみの天ぷらも頼んでしまった。だだみとは、タラの白子のこと。フワッとした食感、ほのかな甘みとコク……。腹八分目をとうに超えてはいたが、頼んでよかった、と思った。
いやー、本当においしかった。大満足。また秋田に来たら、ぜひ再訪したい。&きりたんぽ鍋セットは地方発送もしてくれるらしいので、こんど頼んでみようかな。
<DATA> 芝良久 山王店 秋田市山王1-2-17 018-865-4809 営17:00~22:30 休日曜 http://www.shibaraku.net |
と書き留めていた。