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近所に昔からある古い駄菓子屋がある。 経営してるのは、お婆ちゃん一人だけ(お爺ちゃんは5年ほど前に病気で亡くなってしまった)。 いつもニコニコしていて、とても優しいお婆ちゃんでお金が無い子にはコッソリ駄菓子をあげていた(俺も昔もらった)。 そんな感じで近所の評判がとてもよかった。
ある日、お婆ちゃんがヤクザに罵声を浴びせられてた。 なんでも亡くなったお爺ちゃんに少し借金があったらしく、コツコツ払い続けて完済したはずなのに更に80万請求され、払わなかったら立ち退いてもらうと脅されたらしい。
お婆ちゃんのピンチにまわりが黙ってられるはずもなく、3丁目の人々が一致団結、集会を開くまでに至り、ヤクザが来たときに駄菓子屋の前に整列、そして猛抗議。
俺は学生だったので様子を見守ってたが、あれは圧巻だった。30人ほどが声張り上げてるんだもの。 ヤクザもはじめはなんか言ってたが、すぐに戦意喪失、スゴスゴと引き上げてった。
お婆ちゃんは泣きながら「ありがとう、ありがとう」とずっと言っていた。 そんなお婆ちゃんは今日もお店でニコニコしている。長生きしてもらいたい。
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