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つんつこのMILU日記
タイトル サンゴの産卵   おすすめ(13) 2010-04-14 08:49:12

皆さんは、サンゴの産卵シーンを見られたことがありますか?

サンゴの産卵は海水温の上がる5月頃から始まりますが、夜の海の中で

繰り広げられるその光景はとても神秘的で、よくテレビでもとりあげられ

ますので、映像、画像で見たことのある方は多いかもしれません。

今日は、この「サンゴの産卵」について書いてみましょう。

 

まず、サンゴは雌雄同体の生き物です(サンゴは植物ではなく動物の仲間

ですのでお間違いなく^^)。

オス、メスの両方の機能を持つサンゴは、精子、卵子の両方を作ることが

できるわけですが、産卵の時期が近づくと、サンゴは複数の精子と卵子が

入ったカプセル状のもの(=バンドル)を作り始め、それを体内に大量に

貯め込んでいきます。

尚、バンドル内の精子と卵子が結合することはありません。

           産卵直前のバンドル

サンゴがこのバンドルを放出する行為を、私たちは「サンゴの産卵」と

呼んでいます。

産卵の時を迎えると、サンゴはバンドルを放出します。

放出されたバンドルは海面へと上昇、海面に到達するとバンドルが弾け、

中の精子と卵子が飛び出します。

飛び出した精子と卵子は、別の個体から放出されたバンドル出身の精子、

卵子と結合、受精します。

同じ個体のバンドルからの精子、卵子が結びつくことは決してありません。

 

サンゴは一斉に産卵をしますが、それには理由があります。

前述したように、同じ個体のバンドルからの精子と卵子が結合することは

ありません。

つまり、精子と卵子は海面で、自分とは違うDNAを持つ相手を探さなければ

ならない、ということです。

その際、たくさんの精子と卵子が海面を漂っていれば、相手を探す作業は

容易になり、受精の成功確率も高まります。

そしてそれが多くの子孫を残すことにつながります。

これが、サンゴが一斉に産卵をする理由なのです。

そして、一斉に産卵をするには合図が必要となる訳ですが、その合図が

満月です。

満月は、どのサンゴにも分かる、とても分かりやすい合図です。

夜であっても昼間のように明るく海中を照らす満月が、サンゴに産卵の

時を告げるのです。

             サンゴの産卵

 

近年、海水温の上昇、環境の悪化により、サンゴはどんどん減っています。

動き回ることのできないサンゴは、環境の変化から逃げることができません。

じーっと耐えるしかなく、耐えられなくなったら、絶えていくしかありません。

 

もうすぐサンゴの産卵の時期となる5月です。

私たちは、神秘的なシーンに感嘆の声を上げるだけでなく、この光景が

これからもずっとずっと繰り広げられるよう、自然環境に対しての責任を

果たしていかねばなりませんね。

 

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コメント(8)
samta 2010-04-14 09:24:01  
サンゴの産卵は、確かにテレビで見た記憶がありますが、その合図は満月だったんですね~
とってもいいお話を読ませていただいて、ありがとうでした^^
アゴン 2010-04-14 10:06:39  
環境を守っていかなければ!!
桜雅 2010-04-14 12:34:39  
いいお話。+゚[ぁ]。+゚[り]。+゚[が]゚+。[と]゚+。[ぉ]゚+。(*ノ∀`*)ノ))
自然を大切に^^
天音01 2010-04-14 12:38:56  
珊瑚が動物って認識薄いせいで
結構ひどい扱いしてますよね。
決っして植物だったらそれがいいってわけじゃないけど
環境に関してもう一度考えて見なければ…ね。
ひらっぴ 2010-04-14 12:41:56  
珊瑚って生きてたのか^^;
あずぱん 2010-04-14 16:39:40  
こんにちは^^

珊瑚の産卵、ほんと、神秘的^^
hirno 2010-04-14 19:50:00  
勉強になります
最近は水温上昇等の原因でサンゴが北上してきて、
東京湾でも< br /> サンゴが見れるってテレビでやってたと思います
今後生態系がどうなっていくのか心配です…
海中で石化したサンゴは見たくないです
kazuaki4781 2010-04-14 21:52:44  
同一のバンドルで受精できるなら放出する必要ないもんね。

自然の摂理っていうのは神秘的であったり、人間が理解できる科学の領域をはるかに超えているものがいっぱいあるよね。人間でさえもちろん自然の上に成り立っているのに、そんなことすっかり忘れちゃう日常・・・
。本来、自然に生きていればこうなっていなかったんだろうけどね。いままでの分も含めて、しばらくは積極的に自然保護に働きかけていったほうがよさそうだよね。
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