私が初めて行った海外旅行はネパールでした。
旅行社とかパックとかの旅行ではなく、近所の輸入雑貨屋さんの買出しに同行したような旅行でしたが、乾燥した牛糞と砂だらけの町にもそこそこ慣れた4日目、ネパールに初めて出来たサファリパークへ行ってみようと言う話しになりました。
土ぼこりを上げながら車で走ること20分、駐車場に車を停め(サファリパークなのになぜ???)中に入ると、待っていたのは背中に木枠をしょった象さんでした。
「これに・・・乗れと???」
象さんの首にはハンマーを持った屈強な運転手(自称:世界一の象使い)。そして木枠の中に大人3人が詰込まれていざ出発。
「あそこにいるのがオスの鹿だー」
「あっちのがメスだー」
「左の鹿は若い鹿だー」
けっきょく鹿以外の動物には出会えないサファリパークでしたが、この象と言う動物の便利さには感動しました。大人4人を乗せて山道を登る登る下る下る。ただ乗り心地はお世辞にもいいとは言えず。箱から放り出されないようにしがみ付くのに必死。戻った時にはカメラの裏ブタが開き、中のフィルムはチャンチャン・・・でした^^;