あなたは18歳以上ですか?
YES / NO
セクシーパブにて
L字型の席に案内された。
使い捨ておしぼりを剥いて
渇いた両手を湿らせる。
叩きつけるようなトランスミュージック。
高速回転するミラーボール。
まるでかまいたち。店内に傷を連ねる光の刃。
お酒と煙草と香水の匂い。
無闇に早まっていく鼓動。
「20番にレイカさん、21番ナミさんお願いします」
早口のアナウンス。
(声が田中リングアナに似ている)
そう思いながら僕は女の子が来るのを待っている。
ここはセクシーパブ "中村屋"
気づいたら繁華街のこのお店に入店。
人肌が恋しくなっていたのかもしれない。
セクシーパブとキャバクラの違い―
一言で言えば触れるか触れないかだ。
横に女の子がついて会話を楽しむのは一緒。
ただセクシーパブには"ハッスルタイム"というのがあり、
女の子が上着を脱いで膝の上に乗ってくれる。
そのときだけは胸を触ったりできるのだ。
「こんばんわ♪」
10分程待って現れた女性。20代半ばだろうか。
スレートグレイのランジェリー姿。
ウェーブがかったブロンドのロングヘアー。
純粋で素朴な表情。穏やかな双眸。
ランジェリーから零れる胸元に
いきなり僕の目線は釘付けになる。
お、大きい・・
薄暗い店内、チェリーピンクの照明。
深い谷間、白磁のようにきれいな肌。
吸い込まれている僕の目を
首を横にしてのぞき込む彼女「こんばんわ!」
ああっと・・・今更平静を装って挨拶を返す僕。
彼女は肩をすくめて、SAVOYのピンク色のポーチから
名刺を取り出した。ギャル文字で 空(そら) と書かれている。
「空(そら)です、よろしくね♪」
「よろしく・・」
返事を返しながらも僕の目線はやっぱり胸に。
「また見てる」彼女はまんざらでもなさそうに笑った。
「あまりにも大きくて・・・何カップなんですか?」
「ワールドカップよ」
「ええっ」
意外な答えが結構ツボ。
ハッスルタイムが来たらこの胸に触ることができるのだ。
他愛ない話をしていると、やおら音楽のテンポが上がる。
「さあお待ちかねのハッスルタイムです」
田中リングアナの早口アナウンス。きたー
「それじゃあ・・・上乗るね」
妖艶に微笑んで彼女は腰を浮かせた。そのときだった。
『チリンチリーン♪』
僕の携帯から鳴り響く着メロディー。
やかましい店内でも通る聞き慣れた音。
この場面で出るわけにはいかないので通話終了ボタンを押す。
「それ・・・魚が来たときの合図?」
彼女は腰を浮かせた姿勢のまま僕の顔を見た。
「えっ、わかるんですか?」
「MILU・・・だよね」
「そうです!」
「わたしもやってるの♪」
セクシーパブで付いた女性がまさかのMILUプレーヤー。
「それでね聞いてよ、この前コスの特殊調合で30回も失敗したの!」
「まじか」
彼女は自分の席に腰を戻して興奮ぎみに語りだした。
調合の成功確立は表示より5%は低い気がするとか
オーバーチューンでえらい目にあったとか
竿を貸したら帰ってこなくて連絡もつかないとか、etc
うんうんと頷いていたが、よく考えたら今ハッスルタイム・・・
やがて音楽のテンポが元に戻り・・・
「ハッスルタイム終了です!」
「あ、ごめんなさい。ついついMILU話を」
口に手を当てて謝る彼女に僕は首を横に振った。
「いや、僕も楽しかったよ・・・」
なんという紳士。
「また遊びにきてくださいね」
「はい」
指名が入ったらしく挨拶もそこそこに席を離れる彼女。
延長の案内をやんわり断り・・・僕は店を出た。
次は指名するんだ―
固い決意を胸に僕は夜の繁華街を後にした・・・
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完全妄想でお届け!
いろいろ失いそうだけど・・・たまにはね(^_^;)
それではまた次の妄想でw