もしかしたら、ふたりが離れたのは、あの人の一方的な決断だったのでは?
あなたは、ひとつもあの人への気持ちを伝えられないまま、それを受け入れるしかなかったはず。
……あの人は今、そのことをとても後悔しています。
あなたをないがしろにしてしまったことを反省し、あなたの気持ちを何ひとつ知らないことに焦っています。
きっかけは、あの人の身近で起こった出来事。
結婚した友人の幸せそうな姿、ひとりの部屋で過ごす休日――
今までさほど気にならなかった現状が、急に寂しさを連れてくるようになったのでしょう。
ここにきて、あなたの大切さ、あなたの素晴らしさを痛感しているのです。
とはいえ、あなたが焦るのは本末転倒。じれったいかもしれませんが、
あなたはただ「そのとき」が来るのを待っていればよいのです。
この先しばらくも、あの人は、どうしようかと思考をめぐらし、迷い続けるでしょう。
しかし、答えは出ます。「今こそ」と思うときが来たなら、あなたに連絡してくるに違いありません。
そこでひとつだけあなたにお願いしたいのは、もう、あの人を責めないでほしいということ。
あえて過去を水に流し、あの人との未来だけを見つめる――
そんなあなたに、運命は、最上級の幸福な未来をもたらしてくれるはずです。
なるほど… ならば待とう。
離れてしまったけれど……最終的にふたりは結ばれますか?(バーラタ・タロット~愛のインド叙事詩~)