日記を書こうと思います。
ますが、明日になれば忘れそうなので。
のんびりと休日を楽しんでいるところへ、珍しく会社からの電話です。
「北條民雄って知ってますか?」
何をおっしゃる?
「私は徳島の出身ですよ。ちゃんと読んでますよ」
とは言ったものの、実は二十歳頃の乱読中に出会ったもの。
らい病物の作者と世間では言われていますが、ハンセン氏病のなくなった今でも十分と活きる文学です。
だいたい、休みの日になんだろう?私から何を引き出したいのか?
ボートのことしか収容できない私の小さな引出では期待には応えられんぞ!
ありがたいことに、ただただ、たまたま見つけた本に感動し、共有できる人を探していただけみたいでした。
休日にいい迷惑です。
明日、12月5日に北條民雄は結核で夭折しました。
らい病施設に収容されながらも、たしか結核でなくなったはず。23歳の若さでした。
「人生は暗い!」強烈な、確かな言葉が胸を衝きます。
しかし、収容所での、周りが腐って亡くなっていく生活の中で、
「生きているだけでも尊いことだ」と変化していきます。すさまじい葛藤の後がうかがえるのです。
暗い人生の中にも、わずかに光射す瞬間がある。「らい院受胎」で描かれる院内全体の喜びがそうだったのか?
本気で、宝くじや博打に未来を託す私みたいになれば、人生虚しいだけです。
まあ、私は宝くじは買いませんが・・・・。
豊かさとは、わずかな光を感じ取れる人を言うのかもしれませんね。
ちなみに今日は中島敦が亡くなった日。
二人とも、短編ではもったいないなぁ。。。。
中身が詰まり過ぎてて息継ぎに苦しみます。