#1「強くなければ生きていけない!」
夜の世界で生きる夏生(SHOKICHI)は、一軒の寂れたスナックの店長となった。3年前、街の裏稼業を取り仕切る顔役・小暮(神保悟志)に拾われ、その忠誠心を認められ任されることになったのだ。荒んだ少年時代を送った夏生。「強くなければ生きていけない」と、大金をつかむため手段を選ばずのし上がる覚悟を決めていた。 そんな夏生の下で働く男たちはみな荒くれ者ばかり。組織の幹部たちも青二才の夏生をなめてかかる。そんな中、夏生の少年時代の親友・渉(NAOTO)がふらりと現われ、店で雇ってくれと夏生に頼みこむ。 同じ頃、警察では小暮の組織を壊滅させようとする動きが始まっていた。闇金融や裏カジノなども配下に持つ強大な組織に、女性警部補・矢崎(音月桂)は潜入捜査官を送り込んでいた――。
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