#2「汚れた金でも、金は金だろ…」
夜の世界でのし上がろうとする夏生(SHOKICHI)だが、組織の幹部も店の部下も荒くれ者ばかり。「金のためなら」と、屈辱的な仕打ちにも耐える日々だ。見かねた渉(NAOTO)が夏生の真意を問いただすと、夏生は生き別れた妹・香澄(荒井萌)が施設にいることを告白。妹に送金を続けるために、汚れた金でもいいから手に入れるという決意を打ち明ける。 そんな、もがきながら生きる夏生の姿を小暮(神保悟志)は試すような目つきで眺めていた。実は小暮は実業家の風間(京本政樹)を相手に、夏生がまもなく訪れる25歳の誕生日までに生きながらえるかどうかで賭けをしていたのだ。 そんなある日、小暮の裏カジノが警察に摘発された。何重にもセキュリティーが施された特別な会員制なのになぜ情報が漏れたのか?小暮は内通者がいるのではと疑い始める――。
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