
あんなに輝いてたお日様も西の空に傾いて 校庭には長い影がさすころ
もてない男子と もてる女子の 気になる会話
今日のテストどうだった?
えー 私に聞いているの?
そーさ 君しかいないじゃないか
そーかしら でも どーして そんなに私を見るの?
わからないの? それが男心ってもんだよ
わかんないは 男子じゃないもん
じゃー おしえてあげようか
ええ きーてあげる
(なんて 上から目線なんだ)
その 髪飾り ステキだね
なんか 関係あるの これと?
いや 別にないけど
やっぱり
これ パパが買ってくれたの
へー パパがいるんだ
当たり前よ パパいなきゃ 私ここにいないでしょ
そーかな ボク ママしかいないけど
しかも 君さ ボクのママにちょっと似てるかも
失礼しちゃうわ 私はあなたのママではありません
そー ツンツンするなよ ボクが言いたいのは つまり
つまり なんなの?
えーと あの その XXてことかな (XXには 平仮名が2文字 「す」で始まるらしい)
まあ! 勝手な人ね
でも いいわ 悪気はなそうだから
せいぜい 私にお熱をあげなさい おばかさん
いいの? あげちゃって? 沸騰しそうだけど
私 これから デートなの
ごめんなさいね 水をかけるようで じゃーね バイバイ
ああ いいよ どーせ 焼け石に水だから
じゃーね あばよ
こーやって 今日も 一日が終わってしまいました
今日の不幸は 明日の幸福 そー願って
また 明日のこない今日はない
というわけで ショパンの「別れの曲」 をどーぞお口なおしに
ふさわしいい 曲でしょう この場に