友の日記で、今、GA日記の題を知りました。
今さら遅いですけど、ちょうど良かった。
子供の頃、自力で本を読んだ記憶なんかございません。
童話と聞いて、就職活動の頃を思い出しました。
僕は、ある出版社を受けたことがありました。
一次面接のとき、どういう本を作りたいかと聞かれ、
子供の本を作りたいと答えました。
できれば、めばえとか、せめて小学1年生まで。
この先、二度と感じられないだろう感性や取りこぼした過去に巡り合いたかったんですね。
しかし、
「あなた、ポスト向きよぉ!」
「そりゃ、困ります」
二次面接は筆記テストでした。これが一番の難関!!
なんとか突破すると、その後もするするっと進んでいきました。
私のような性分は、案外、版元向きみたいで、実はテストも甘く採点してくれたのかもしれません。
そして、5度目の面接だったと思います。
「やっぱりポスト向きよ。最前線を志望しなさいよ」と、一次と同じ面接官のおばさんが言うのです。
なんで俺が性病覚悟で盛り場行ったり、ヤクザの記事書かなあかんのじゃ、と思った途端、
「リタイアします」と、そのまま帰ったのです。
このおばさんとは、後に仕事で絡むことがあり、非礼の詫びはちゃんとさせられています。
もしかしたら、我慢していれば、今頃は童話作りをしていたかもしれませんねぇ。
でも、それも辛気臭くて私には無理でしょう。
どうも私は精神が健康的過ぎるのかも。
出版が不健康というのじゃなく、私の価値観として、百姓に憧れ続けた私には、価値を売るのは男一生の仕事とは思えなかったんですね。
今は人魚姫のイベントですか。
それなら、よく読んだ童話は人魚姫でもいいです。
夢があり、儚く、読後も沁みこみ後を引く美しい物語だと思います。
教訓めいたものもなく童話の王道でしょう。
コペンハーゲンの駅から少し歩くと、海辺に人魚姫の小さな像があります。
その人魚姫には足があるんです。
作者がモデルの足があまりに美しいので、魚に出来なかったとか。
この作者にも、童話の真髄を見せられたような気がします。