憎しみは凶器に
(あらすじ)
女は男と別れる決断をした。
男からの再三のメールに一切返事を拒み続けている。
女(名はひとみ)は日中は旦那の会社の経理をしている。
女からの音信不通に男は業を煮やす。
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(5月31日)
いい加減にしろ!!
メールぐらい出来るだろ!!
本心を言えば済むことじゃないの!?
昼過ぎちゃったね……
ひとみさん、家に居る?
それとも元気に会社かな?
はたまた誰かと今後の相談中かな?
今日は旦那仕事だよね~
電話したらひょっとしてひとみさんが出たりして
お客のふりして旦那と話してみるか!
ついでに奥さんの状態はいかかですかって?
あっ、今日は土曜日だった……
ひとみさんはお出かけかな?
相談すると言っても不倫だからね、
旦那にばれたら修羅場やろうな~
いや、修羅場以上か。
俺も鬼じゃないから..
愛した女の言い分ぐらいは聞けるよ!
どうせ一日二日でお金工面出来るわけないし、
来週土曜か日曜に取りに行くわ……
メールは来週まで解除しておくよ。
返事の期限、約束の6時になるね………
貴女からメールも電話も無い、
結局反論も何も言わないんだ!
と言う事は、お金は用意出たと判断して良いんだね。
取りに行くから!
俺を怒らせないでと言ったよね...
最後の最後までひとみを信じてたんだよ
俺もお人よしだね………
浮気をばらす事だけはしないから安心して。
(第四話)へとつづく