先週が水だったので、今週は岩について。
岩のでき方は何通りかある。
地下から湧き出した溶岩が固まったもの。
川などの侵食、堆積が固まったのも。
さらに、それらが圧力や熱で変性したもの。
こうしたモノのでき方は、地球上だけじゃなく、他の惑星、他の銀河系でも、共通した物理学によるもの。
音、地場、振動、電磁波の波長などで、目に見えない地球の内部だの、遠く離れた別の惑星の事まで観測できてしまう。
まして、おとなりである火星には、探査機でのサンプル回収や観測機械の着陸にも成功している。
火星にある岩石をみてみると、”地層”がみつかり、堆積があったであろうことがわかる。
しかも組成をしらべてみると、明礬石や赤鉄鉱、酸化鉄、炭酸水素ナトリウムなどがみつかった。
磁性を帯びた岩石も見つかっており、ここから、
・火山活動があった(火山性玄武岩や硫酸マグネシウムの層より
・地磁気があった。コアは流動体だった(磁性を帯びる原因
・水があった。(明礬石には水基があり、堆積層ができるには水が必要
・酸素があった。(酸化鉄
などと、地球とよく似た環境があった事がわかる。
それが、ああも、極寒の砂漠になったのは、ひとつに大きさのせいがある。
重力が地球よりちいさく、大気を維持できなかった。
そうすると、地表の温度も維持できず、どんどん冷やされ、内側まで冷えていく。
液体で回転しているコアが磁力を生み出していたが、冷やされ固まり、磁力が消える。
太陽風をシールドする磁力が消え、さらに大気が吹き飛ばされる。
といった悪循環で今の環境がつくられ、今後も変わっていくと推測される。
よく、移民先として真っ先にあがる火星。
ボク的には、”二酸化炭素による温暖化”さえ解決しちゃえばいんでね?
と思う金星の方が移民に適していると思うのだけどどうだろう( ゚-゚)~゚