プロ野球広島東洋カープが、25年ぶりのセ・リーグ優勝を
果たした。全国津々浦々で狂喜乱舞、感涙にむせぶ赤ヘル
ファンの姿がTV画面に映し出されるシーンを見ると、
ファンならずとも、つい貰い泣きしてしまった。
数年前から、地元の広島以外でも「カープ女子」なる
熱狂的な私設応援団も発生、社会現象まで生み出した。
優勝の経済効果は約330億円。身の丈に合った妥当な
数字である。20億円ものメジャーからのオファーを断り、
古巣の広島に戻った男気溢れる黒田投手は、銭金では
買えない沢山の「広島愛」を頂いたことだろう。
伸びしろのある選手達を、目の肥えた敏腕スカウト連が
発掘。金は無くとも大事に育て上げる球団の体質が、
どこぞの金満球団とは違い、実に清々しい。
クライマックスシリーズも制し、次は、32年ぶりの
日本シリーズ制覇を是非とも成し遂げてほしい。
(実は、私はパ・リーグのロッテファンなので、
あの下剋上の夢を再びと願っているのだが・・・
我が胸中は複雑で、なんとも悩ましい次第である。)