思い出話し 5
昔、デートの待ち合わせは何時も喫茶店でした。
やっと会って頂いたデートでは、アガッテいて話題も浮ばず、
グラスに水を注いでくれるウェイターに、
珈琲を頼んでいました。昔は純情でした。
喫茶店に、二人で珈琲を五杯も飲むくらい一緒にいたものです。
無言でも、そんな長い間一緒に居られたってことは・・・
何も言わなくても心が通じてましたね。
コーヒーは冷めても、心がホットになりました。
そして思い出に、その喫茶店のマッチを貰って、
しまいにはマッチ収集の趣味にしてました。
(つづく)
(珈琲愛好サークルでの談話を編集したもので、再投稿です)