土日と、今週は休む予定だったので、一度顔見せに職場へと出かけました。
心配かけてはいけないと私なりの心遣いのつもりでした。
思いを見事に裏切ってくれるのが、今の我が職場。
「競艇で負けが込んで顔も見せれなかったんですか?」
「いやぁ、足をくじいたみたいでね。迷惑かけてごめんなさい」
引きずる足をニヤニヤと眺めながら、
「へー、あーそうなんですねー」と人のことを仮病だと言わんばかりの扱いです。
憎たらしい!
「年なんかなぁ、俺も。足も弱ってきたかな?」
「ほー」
「それより平日の連休は楽しめましたか?」
あかん!もうカチンときた!
「なんや、その態度は!大先輩の俺に対して、どの口が言わしとんじゃ」となる。
実際、私は大先輩なんです。
この部署を立ち上げたのが、かれこれ15年以上も前のこと。
当時、会社で暴れたり、引きこもりだったりの退社寸前のメンバーが集められ、私への嫌がらせでチームを組まされたのがスタートでした。
それが意外と成功しました。しかし、私が部署移動してから1年後くらいにメンバーも散らばり、一旦消滅しました。
消滅というよりも、今度は真面目なメンバーで、本腰を入れて取り組むために人事入れ替えだったのでしょう。
私が、あと数年で引退すると言ったのを機に、最後にこの部署でということで2年ほど前に帰ってきているという次第です。
だから、こんなヒヨッコに偉そうにされる私は可哀そうなんです。
以前のメンバーなら、ガラは悪くても、
「えらい足引きずっているじゃないですかぁ?」
「そりゃ、あかん」
「全治3か月言うて、もっと大げさにせな。」
「んだ、んだ。」
「1か月はガッツリ休んで、遊び倒さなあかんよー」
思わず涙の一滴でも垂れそうな優しさがあったもんです。
嫌味な後輩と揉めていると、
「足、痛そうですね。大丈夫ですか」と通りすがりながら女子が声をかけてくれました。
私が大事にしてきた思いやり精神が、まだ引き継がれていると嬉しくなった瞬間です。
「ずる休みして、顔がほころんでますねー」
「ズルじゃないよ!」
「顔は見せられたでしょう」
「ここはブラックか?」
「とにかく、仕事しないでいいから顔くらい見せてください!」
こんな怖い子を、私は時期リーダーに推薦してしまったですよねぇ。。。
「次、ずる休みしたら、ズボン脱いで謝ってもらいますよ」得意げに言う。
「女子の言うことか」
50近いおっさんがズボンおろして何がおもろいんだか?
「わかった、わかった。ほな、お前もケガしたら、金正恩か細川たかしの髪型な!」
「私、女子ですよ。」
あー疲れる。連休とっておいて良かった。
でも、真面目な奴らも、この2年余りでやっとほぐれてきてくれました。