今回のお題は「かき氷」です。
と唐突に言われてもなんだけどなあ。
母親が昔、戦争から引き上げてきた、ひいじいちゃんの駄菓子屋でバイトしてたときの話です。
親が厳しくて、あまりまかない貰っちゃいけないみたいに言われてたそうです(あくまで商品は売り物なので)。
でも、かき氷に使う氷だけは、自然に溶けるので(当時の冷凍庫はアンモニアを使う初期的なもの)、溶ける前にということでまかないで貰っていたそうです。
イチゴ味はちゃんとイチゴが入っていて、あずき味は豆から煮ていたそうで、かなり本格的だったそうです。
ちなみに、ひいじいちゃんが駄菓子屋をしていた理由は、母から聞いた話しなんですが、第二次世界大戦後、ソ連にシベリア抑留されていたときのこと。
ひいじいちゃんは比較的待遇が悪くなく、調理担当班に入れられ、パンを作ったりする作業をしていたそうです。
それでパンの作り方などを覚えて、日本で当初はパン屋さんをしようかと思っていたけど、当時はまだパン食が一般的でなくて日本で売るのも難しいと判断。
それでその知識を生かして、駄菓子屋さんを始めたのがきっかけだそうです。