月。地球の衛星。
その存在は不思議な事がいくつかある。
1. 公転周期と自転周期が同じ。
その為、地球では特定部分しか観測できない
2. 惑星(地球)に対して1つしか存在しない
少し小さな火星で2個、準惑星にされてしまった冥王星ですら5個あるのに。
なお、水星と金星は、衛星が存在しないが、これは太陽にひきつけられてしまったと考えられる。
3. 巨大
地球に対して、直径比で1/4で、太陽系の中で最大の衛星ガニメデが木星の1/27、
土星の衛星タイタンが1/23と比較すると桁違いの比率。
冥王星が惑星に復帰した場合、カロンの比率は50%以上となり、最大となる。
冥王星とカロンに関しては、二重惑星という捕らえ方もできるかもしれないが。
なお、衛星としてのサイズは、ガニメデ(木星)、タイタン(土星)、カリスト(木星)、イオ(木星)に次いで5番目。
4. 構造
構造的には地球型【惑星】だが、軌道はあくまでも【地球の衛星】となる。
5. 地球の生命誕生に大きく影響
潮の満ち引きの為、海が攪拌されたし、今もされている。
巨大な衛星である為、地球に到達する巨大な隕石は、月に衝突するか、重力で軌道をずらされたという説。
まあ、大体こんな感じ。
ちなみに、巨大な衛星という事と、衛星軌道の関係から、地球から見たサイズがほぼ同じの為、皆既日食や金冠日食が起きる。
これも特異な事です。