
物語の中の人なので当然肖像画もなく
これはあくまでも私の思うイメージで選んだ画像です。
貂蝉(ちょうせん)は、小説『三国志演義』に登場する架空の女性です。
実在の人物ではないですが楊貴妃・西施・王昭君と並び、古代中国四大美人の一人に数えられてます。
貂蝉(ちょうせん)が愛される理由は『三国演義』が中国人からとても愛された物語だということがある
でしょう。
しかも男顔負けの度胸を持った少女が貂蝉で、とても美しい女性と言う設定になってます。
さらには秘密が漏れれば命を奪われる可能性があるのに、最後まで王允との約束を守り、
自分の感情に流されず使命をまっとうする智と勇の人でした。
彼女は父でもあり主人でもある王允の国を憂うる心を知って、
なんとかこれを助けたいと思う孝と忠と義の人でもありました。
このように美人であるとともに、儒教的道徳観からいって人としてもすぐれていたところに、
民衆は女性の理想像を見ていたのかもしれませんね。