オリンピックを来年に控えて、競泳水着の歴史を調べてみました。
1. 東京五輪(1964年)
絹ではなく、合成繊維のナイロン(ポリアミド)100%。トリコットという
編み方の素材で、横には伸びるが縦には伸びずフィット性に欠けたので
脱着しにくく、首回りを大きく開けたデザインになったそうです。
抵抗を最も受けやすい胸の部分に大きな日の丸のワッペンが縫い付けてあるなど、
抵抗の低減や動きやすさの確保という事はあまり考えてない感じですね。

2. メキシコ五輪(1968年)
素材は、東京五輪の時と同じ。
しかし、ウエスト部分で上下をつなぐだけの
平面的なカッティングであった東京五輪時から進化し、
女性の体の凹凸に沿った「プリンセスライン」が見られるようになり、
フィット性が高まった。
現代の水着に求められる特性を満足させるには程遠いウエアだったと思います。
