ホラーと言えばホラー映画でしょうけど いいですかー 僕と仕事仲間2人が
体験したリアル ホラーのお話をしましょう。
彼是20年ほど前の12月29日 午後23時30分ころの出来事
その当時同乗の二人(岩手県北上市)と岩手県宮古市で工事をしてた
僕は岩手県盛岡市に家が有ったが前夜から降った雪に流石の北国の彼らも
人里離れた峠超えは自信が無いと言うので僕が送って行くことに。
3年掛かりの工事だったのでこの峠を彼らを乗せて走ることはもう
何度も経験してたし、峠を走るのが大好きな僕としては四季を問わず
ぶっ飛ばしてこの峠を責めるのがたまらなく面白かった。
まず地図で見て頂きましょう 右上の所の宮古市から下中央の遠野市を経由して右下の北上市
まで雪道の峠道を深夜走り抜けるということです。(おおよそ150km)

赤丸の所が峠の頂上付近で最寄りの民家から20kmは離れた完全に森の中
何度も通ってるこの道で この赤丸の所で車が故障したら 年末ということもあって
通りがかる車は正月明けの4日頃まで無いという、物凄く寂しく交通量の少ない道です。
僕:おい 起きろ!! モトさん起きろ!! 武田さんも 起きろ!!!
モト:なんだ停まって? 故障か?
武田:ここどこだ? 真っ暗だけど?
俺:左前方見てみろ
モト:ん? なんだ普通の平屋の民家じゃん
武田:なーここどこだ?
俺:峠の頂上だよ
モト:え?ええええ?? なんでこんな所に家建てたんだ?
武田:おかしいなー? 俺ここを先月も先々月も通ったけど 家なんか建ててなかったぞ?
俺:ゆっくり走るから見てみようか
モト:だな 不思議だなー1か月であんな家建つか?
武田:うーーん 夏なら...いやーそれでも 早すぎるな
俺:人居るな 電気全部の部屋で点いてるし 居間では人影が見えるし
モト:電気来てないだろうし 発電機使ってるんだろうか?
武田:意味わかんねー こんなところに新築の家を建てるなんて
僕:正月明けたら 俺また迎えに行くし除雪状況次第でまた明るいときここ通るべ?
モト:んだなー
武田:明るいときに見てみなきゃ新築か分らんけど 絶対にここには家はなかったぞ
---------------年明け5日 暖冬のおかげで日中は凍結路もかなり融解してた
俺:ここだ
モト:うん
武田:早くだせ 早くいけー 止まるなーーーー!!
20km下がったところで 小さな商店がありそこで缶コーヒーを買って
峠の頂上の家について店主に聞いた。
あー おめーさんも 見たんか? なんかさ 最近あそこで 家を見たって人が
何人も居るんだけどな そんな家なんか有るわけねーべ ほれそこの家がこの辺りの
最後の家だし...といま来た方向の山すそに建つ古い農家を指さした。
新築? あははは あそこにか? 水も電気も無いし 冬は通行止めが何度も起きる
所にか?
結局その後も数回そこを走ったが 2度とあの家を見ることはなかった...
これはノンフィクションです。