https://ascii.jp/elem/000/004/194/4194036/
さて、現在のMeteor Lakeの後継(?)として開発中なのがLunar Lakeである。「後継(?)」というのは、Meteor LakeのすべてのSKUをカバーできないためだ
Meteor
Lakeは2種類のコンピュートタイルがあり、高性能な方は6×Pコア+8×Eコア、省電力な方は2×2コア+8×Eコアという構成になっている。実際の製品で言えばMeteor
LakeのU-SKUが省電力版のコンピュートタイル、その他が高性能版のコンピュートタイルを使っているわけだが、Lunar
LakeはこのU-SKU側の後継製品として位置づけられており、通常版のSKUの方は「現在聞いている限りでは」Meteor
Lakeが引き続き投入されることになっているはず(これが更新されるのは、さらにその次のArrow Lake世代)である。
ただここに来て、次世代のWindows
12が40TOPS以上のNPU性能を必要とする、という報道が出ているのはご存じのとおり。これはまだ正式なものではない(現実問題としてこれを厳密に適用すると、現在市場に出ているすべてのPCがWindows
12に移行できなくなる)のだが、1つの目安になっているのは確かである。
Meteor LakeのNPUは10TOPS程度の性能に過ぎないのだが、Lunar Lakeではプラットフォーム全体で100TOPS以上になるとされ、NPU単体でも45TOPSであることが今回公開された。
つまりLunar LakeはWindows 12の要件である40TOPSを超えるNPU性能を発揮するわけだが、となるとLunar
Lakeの出荷が開始されると、U SKUの省電力ノートはWindows 12対応なのに、よりパワフルなH SKUはWindows
12に対応できない、という逆転現象が起きてしまうことになる。
このあたりをどういう形で解決するのか、今のところはっきりしていない。あるいは、この時期にNPUをLunar
Lakeのものに入れ替えた、Meteor Lake
Refreshが出てくるのだろうか? この場合、SoCタイルの入れ替えだけで済むのでチップ全体の作り直しよりは簡単で、SoCタイルとパッケージで済むだろう。
このことから来年Windows 10のサポート期限は、2025年10月14日なのでそれが過ぎたら今度はwindows12のリリースが始まってwindows11のサポート終了期限が発表されてwindows12対応パソコンに買い替えをマイクロソフトが促すと予想します。
以前は新しいパソコンが出ると最新のソフトが使いにくくなるので買い換えが多かったけど今のパソコンは性能が上がっていてソフトも長く使いやすくなったので買い替えが少なくなっています。
そこでシステム要件を指定して買い替えを促すようになってきました。これからもその傾向が続くと予想されます。