定期メンテ後、ゲームが始まる前の短時間、画が変わっていました。
(ふ~~ん、ユーザーの入賞作なのかな?)
という、軽い気持ちで見ていました。
ところが!
数回目のログイン中、出てきた画に私は釘付けになりました。
(あっ!)
です。
風に吹かれるビシュルの画です。
髪が微風を受け、スカートを揺らし、なんともいえない微笑みを浮かべたビシュル。
(これは!?)
胸が高鳴りました。
これは、忘れていたあの感情です。
そう、形のない夢を、夢想を、いつかきっと、と思っていたあの頃。
画から溢れてくる潮の香り、風の心地よさ、感性の柔らかさ……
私がすっかり忘れていた、あの未知へのときめき。
「これだ!」
声に出していました。
百万の言葉を紡ぐしかできない私。
何かが欠けていると感じながら、それが判らなかった私。
(ああ、これだったんだ……)
涙がこぼれました。
(これ、描いたの誰??)と、名前を見ると……
小篠さん???
へたり込みそうになりました。
奇妙に納得すると同時に、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
同時に右脳と左脳の連携が活発になってきて、
私の脳内にイマジネーションが溢れ出してきます。
この画を描いたのがミルトモの小篠さんではなくても、
同じ文章を書いたでしょう。
いまだ高鳴るこの気持ち。
失う前に、百万回のありがとうを伝えたいのです。
小篠さん、本当にありがとうございました。