家の中の整理などしながら知人たちと連絡をとろうと躍起になっていた昨日。
「練馬区役所にたどりついた」と知人から電話がかかってきました。
携帯電話は規制がかかっていて使えないので、
区役所に用意されていた公衆電話ではない電話機を使っていると言っていました。
(実際どんなものなのか、わたしは確認しませんでした)
「一休みしたらまた歩く」と言うので「迎えに行くから動かないで」と頼みました。
それが21時すこし前。MILUでは露店放置中でした。
いつもはぶちぶち切断されるのに、なぜかずっとつながっていたんです。
ヘルメットと防寒着を用意して10キロ程度の道のルートを頭に描きながら、
「オチツケ、オチツケ」と自身に言い聞かせ、出発です。
すぐにミスに気づきました。
大通りを避ける、いつものルートで行ったら、普段はがらがらの道に
みっしり四輪がはまっています。
歩道がない道で、路肩にどかどか電柱が立っているので、
路肩走行すらできません。
ストップアンドゴーが多いので、ガソリンも不安になってきました。
免許取り立ての小僧だってこんな下品な運転しないだろうというぐらい
下品にすりぬけましたが、10キロにかかった時間は約2時間でした。
4キロほどの道をぬけるのに1時間以上かかったのです。
駅の近くを通るたび、多くの歩行者とすれ違います。
思いの外元気そうな顔が多かったのは、
元気なひとだけが歩いていたからなのでしょう。
塾がえりの中学生が親の迎えを待っているのか、
からだをのばしてさがしているようでしたが、
車はまったくと言っていいほど動かず、
彼らはもうすこし待たなくてはならないようでした。
車に乗っているひとたちも表情がかたく、
渋滞にいらつく様子もないけれど、「車で移動できてラッキー」という
雰囲気でもありません。表情がかたいのです。
コンビニの前で拡声器を持った男性が
「ご帰宅おつかれさまです。コーヒーサービスしております」と言っています。
明るい店内が見えるだけでもほっとします。
コンビニはオアシスという言葉を思い出しました。
この店員だか店長だかの男性だって、帰宅したいでしょうに。
明るい表情と声が、なんかだいじょぶかも?という気分にさせてくれます。
一方わたしは気楽に「迎えに行くよ」なんて言ってしまったものの、
予想外な事態に焦っていました。
しかし意外なことに目白通りはすいすい動き(2キロほどの渋滞はありましたが
すりぬけ可能な道幅のところだったので問題ありませんでした)、
目白通りの上り線は、矢原抜けるまでがいらいらするんですが、
それでも場所によってはすりぬけもできます。
こういうときはいつもの裏道ではなく大きい道を選ぶべきだなと学習しました。
そしてこういう事態はいつ起きるかわからないのだから、
ガソリンは半分切ったら入れるようにしよう、とも。
家に帰り着いたのは0時をすぎていました。
他の帰宅困難な知人たちの帰宅の連絡も少しずつ入り、
結局3時ぐらいまで起きていました。
ライフラインに影響はありませんでしたが、
予期せぬ帰宅困難の実地訓練をしてしまいました。
ただ、がれきなどが道をふさぐような場合には
二輪は役立たずでしょうけれど。