皆さんご存じかどうかは分かりませんが、ねむの木というマメ科の樹木があります。

見た通りのチョット変わった綿毛のような花をつけます、この花にはなぜかアオスジアゲハがよく来てたんですよね。

小学生の頃には、昆虫採集が好きで、それこそうんと幼い頃は、蝶々だったらモンシロチョウ、トンボならシオカラトンボぐらいがやっとでした。
だから、初めてアゲハチョウを捕った時は、本々あんな蝶が捕れると思ってなかったから、夢じゃないかと思ったのをよく覚えています。

そんな当時の私が捕れない虫として、トンボならギンヤンマ、セミならミンミンゼミ、そして蝶々ではアオスジアゲハがいました。こいつらは飛翔能力が高いうえに高いところを飛ぶので網が届かないんです。


そのくせアオスジアゲハは、隣の家に植えてあったねむの木の花が好きで何頭もして蜜を吸いに来るので、悔しい思いをしていました。
また、その頃読んだ漫画で、白戸三平の「サスケ」、「ワタリ」、「カムイ外伝」の中で、忍術を見破る方法として、ねむの木の葉が閉じなくなるのを見て・・・などの記述があります。



ところがねむの木は夜は葉を閉じるけど、日中人が触ったからと言って葉を閉じたりはしません。
そんなことが起こるのは、近縁のオジギソウなんです。

下は、オジギソウの葉が閉じるようすの動画です^^
http://www.youtube.com/watch?v=tjSD0q_TKco
近所でオジギソウを植えている家があったので、苗か種を分けてもらって、我が家でも育てて、その不思議な様子を楽しんだものでした。
隣の家のねむの木は、何年も前に枯れてしまったので、今はその花を見ることが出来なくなりました。
通勤途中でねむの木の花を見ると、そんなことが思い出されて・・・
私にとっては夏の花の1つです^^