社会のために役立たず、自分のためにも努力しない。
私の生き様です。
愚かそうなことや、時間の無駄と思われることには、とても真面目で長続きできるから不思議です。
快晴の今日、昼過ぎから6時間歩いていました。ただ歩くだけ。
ぷらぷらと歩き始めると、世間の喧騒を見、それとは対照的な今の自分のあり方がとても無意味で、なんだか嬉しくなります。
それと同時に、無為に過ごす私のような者でも、案外と忙しい日々を送っているんだなと再認識します。
1時間も歩くと、回りはどうでもよくなり、一人妄想に入るのです。
過去のあれやこれやが思い出されたりします。
早稲田の100キロハイクはまだ続いているんだろうか?
兄弟と一緒に九十九里を延々と歩き続けたこともあります。まるっきりタイプの違う私たち兄弟が、ただひたすら歩いているだけで、実は意識レベル、感情レベルで似た者同士だったことを知りました。
思ったより日差しも強く、時々の公園での休憩もホッとしました。
そういえば、最近、嫁が村下孝蔵をよく聞いていたなぁ?なんで今になって?
切り絵のパッケージの優しそうなおっちゃん、というイメージしか私にはない。帰って聞いてみよう、踊り子だっけ?
最近、誰だろう?庭に水を撒いてくれる人がいる。日中に花がやけどせなええんやけど・・・・
そういえば、北海道に帰った友はどうしているんだろう?
ん~、急にベルイマン監督の「沈黙」が観たくなってきたぞ!「秋のソナタ」もあったなぁ。
だんだんと呆けてきているので、頭の中はグチャグチャです。
でも、このグチャグチャがなんとも愛おしい。
たった数時間の歩行で振り返る自分の半生は、薄っぺらすぎて笑えてきますが、何か大事なことも隠されているような気がします。なんだったのか?
まだまだ歩かねばなりません。
帰り着くと、ホッとしたのか足が痛い。久しぶりの長距離歩行で豆ができてしまったみたいです。
会社を休む理由ができました。めでたい!