たしか明日24日は河童忌。文人・芥川龍之介の命日です。
この死を思うと、とても哀しくなります。
文章、展開、切れ味、どれをとっても世界でも類をみない天才であったと私は思っています。ジョイスやワイルド、サルトル、ドストエフスキーと比較しても、全てにおいてのバランスで芥川龍之介をしのげるでしょうか?
いかんせん、早く死にすぎました。
作家の死に至る苦悩とは何だったんでしょう?
この作家の場合、第三者の介入があればもしや?という予測がたてられないところが悲しみを増幅させるのです。
芥川には土俗的な感覚がない。
古典に材をとった作品にはえぐい描写もあるものの、全ては知識として備わったものを表現しただけ。えぐりこんでくるような圧倒的な力は確かに感じません。
驚異的な博学と頭脳で卓抜な小手先仕事をしているだけだったのかもしれません。
私のような凡人なら、それでも凄すぎる仕事なんですが、明晰な頭脳なら、それを許せなかったでしょう。
最後のわがままと言って死んでいきます。
(この点に関して書けば、日が明けるので簡単にはしょらせてもらいました。)
もしも、が許されるなら、なんとか踏みとどまって苦悩を乗り越えられたならば、芥川龍之介は世界で最も有名な作家になっていたに違いない、と思うんです。
これは私の勝手な解釈なので反論は受け付けません。
人には欠点があってバランスがとれるものなんですね。
「棘まで美し」といきましょう!