スポーツたくさん見てるからねぇ…いっぱいもらい泣きしたよ。
06年チャンピョンズリーグ決勝、ミラン対リバプールとかわんわん泣いたわ。
トリノオリンピックで荒川静香が金メダルとった演技を見てる途中で気づいたら泣いてたこともありました。本当に彼女の演技は洗練されていて美しくて泣けてきた。
ナダルがウィンブルドンを6時間に渡って激闘を繰り広げた末に初優勝した時も泣きました。
色々とあるのですが、思い出に残るのは01年ウィンブルドン男子決勝です。
クロアチアのゴラン・イワニセビッチはユーゴ崩壊後内戦が故郷で続くなかでもプロテニスツアーに参加し続けていました。
長身で豪速サーブを武器にウィンブルドンでは優勝候補に挙げられていましたし、実際3回も決勝進出したのですが、どうしても優勝できない。
そのうちキャリアのピークを過ぎて誰もが彼の時代は終わったと思いました。
もう本線に出場できるランキングを維持できないほどだったのですが、ウィンブルドンの主催者が過去3回も決勝に進んだこととアクの強いキャラクターが面白いのでワイルドカードで特別出場させました。これが2001年大会でした。
まあ、その内負けるだろうと誰もが思っていたのですが勝ち進み、ついに決勝進出。
対戦相手は強敵で芝が得意なパトリック・ラフター。
彼の神通力もここまでか、と思われていましたがフルセットに持ち込みます。
そしてやってきたマッチポイントなのですが、どうしてもイワニセビッチが緊張してあと1ポイントが取れないんです。もうお客どころか選手自身までラケットぬ向かって「頼むよ!お願いだ!」と祈り始めます。
誰もが最後のチャンスだというのは分かっていました。だからこそお客さんも彼を応援していたんですね。私も応援してました。
そしてやっと優勝が決定した瞬間、もう私はわーわー泣いてましたよ…。
最後の1ゲームのとても息が詰まる8分間です。
テニスを知らなかったとしてもサーブを打ってる選手がとてつもなく緊張しているのは分かると思いますよ。ガッチガチに緊張しています。
ちなみに125年の歴史があるウィンブルドンでワイルドカードから優勝した選手はイワニセビッチ、ただ一人です。
と、いう感動話はともかく。
後日談で彼がBBCに出演して数年後に分かったのですが、当時彼のスポンサーは彼がもう落ち目の選手でどうせ勝ち残れないと思っていました。
で、彼にラケット2本とウェア2枚しか提供しなかったそうです(笑)。
彼曰く「スポンサーは俺がすぐにラケット壊すからくれなかったんだよ…シャツは2枚しかないからどんなに汗かいても着替えは無いから辛かったねぇ。お蔭でラケットは壊さずに済んだけどさ。で、俺が勝ち進んでから慌ててスポンサーがラケットとウェアを山ほど持ってきたんだけど『このままでいいよ』って突っ返したんだよ」とのことでした。
ゴラン兄さん、最高です。今でも私は大好きですよ♪
素晴らしい選手であり、世界一テニスの上手なお笑い芸人でした(笑)。
(ってーか、仕事忙しいし、残りの時間はオリンピック見てて何にもする時間がないです‥。可愛い念力リスを残しておくから許してね♪)
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