弱った小鳥を抱くように、
華奢な両腕で僕の頭を抱えて、
彼女は僕に唇を重ねた。
柔らかなゼラチン状の
熱を帯びたシェルピンク。
骨まで溶けていきそうな
不自然な甘さ。
彼女は目で妖しく笑う。
やおら、侵入してきた舌の淫靡に
抗う気持ちは消えた。
神経が隆起して痺れ、快楽に震える。
彼女が僕の一部のようにうごめく。
僕も舌を絡めて彼女を侵す。
彼女のココアブラウンのストレートヘアを
指で梳いて撫でる。
彼女と目が合う。マルーン色の瞳が揺れている。
いつまでも、ずっとこうしていたい・・・。
しかしこの時間が続かないことを
僕らは知っていた。
チリンチリーン♪
唇を離して、彼女は肩をすくめる。
遠ざかる甘い感触。
僕はモニタを見た。

点灯するREADY。
水の中を練る魚。
マウスを握る。右手が揺れる。
減らない体力。高まる危険度。
うまく枠に収まらない。
そして―

「ざんねん」
なだめるように僕の頭を撫でて、
彼女は自分の胸元に、そのまま僕の頭を導いた。
JOCOMOMOLAのやさしい生地を通して
柔らかな感触が伝わってくる。
静かな鼓動、籠もる熱。
幸せな圧迫感に埋もれていく。
何もかも忘れてこのまま寝てしまいたい。
包まれた双丘の中で薄れゆく意識。
・・・
チリンチリーン♪
再び。
起き上がり、モニタに向き直る。

今度こそ。
惚けた頭を振って、気合いを入れる。
丸い手綱をにぎる。
・・・
一匹釣りました。かばんに入れますか。
やっと釣れた・・・
ほっと胸を撫で下ろす。
そのとき画面に黄色い文字。
[ハイパーキンコジ]の耐久度が切れました。
耐久度が切れたアイテムは属性の効果がなく、
脱ぐと再度着用することができません。
「あ、キンコジ切れたから釣りはもういいよね!」
嬉しそうに彼女が腕に絡みつく。
「これでずっと」彼女は跳ねるように笑った「くっついていられる」
その後、僕から<留守中>の表示が消えることはなかった。
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MILUをしているリア充はこうに違いない!
という妄想をお届けwww
過去に別のゲームのブログで書いた記事を
MILUバージョンに変えてみたw
釣りをしている裏側ではきっと(^-^;