話は変わりますが、
中国茶には臭いを嗅ぐ専用の容器があるのをご存知ですか。
中国茶にも作法があります。
急須に茶葉を入れ沸騰した湯を入れ即時に湯を捨てた後に
(ゴミ等が茶葉に含まれているので捨てるのです)
再度急須に湯を入れ3分弱経過後に分配専用急須に
茶液を1滴残さず入れ、次に細長い容器に茶液を分配する。
細長い容器の外形と容量がマッチした茶器(ちょこ)を被せ、
180度反転させ、容器を上に抜き、茶器に茶液を移す。
容器に残った香りを嗅ぐために細長い茶器の茶液を飲み味わう。
その深みのある芳醇な香りを楽しむのである。
文化の違いだろうが日本古来の冬季暖房は火鉢だけでした。
外国では暖炉やストーブ・オンドル等があります。
日本茶の湯飲みには、取っ手が無いのは冷えた手を暖めために
湯飲みを手で抱き囲み暖を取るためだったんだろう。
保温性の優れた土を焼いた容器も必須でありました。
外国は室温が暖かいので指を温めるほどの必要はなかったのだろう。
上記の中国茶をコーヒーで実施しての性質が異なるので不味い。
こと、コーヒーに於いても上記同様に、臭いを楽しみ・口に含み
コーヒーの酸味・苦味・渋み・甘さ・濃く・深み・・・
他・芳醇なハーモニー・バランスのある味わい、
そして鼻に抜ける香りを楽しみ、その個性と今の私が相互に語らう。
言い方は悪いかもしれないが、諸外国のコーヒー文化が
繊細・微妙に異なる違いを楽しむことが、
中国茶ほどはなかったのか。中国茶が繊細で微妙なのか。
コーヒーカップの形状以上に、材質では日本の土燒きと
外国の陶器とでは当然ながら味わいが異なります。