家電製品の寿命は、だいたい10年と言われているが、
まさに実体験をしたことがある。
もうだいぶ前になるが、夏の高校野球埼玉大会の決勝戦を
TVで観戦、試合終了後の閉会式の最中だった。
画面が突然、「ブン・・・」と小さな音を発してプッツリ消えた。
真黒になった画面を暫く眺め、最初は停電かと思った。
然し、PCは切れてないし、扇風機も回っている。
コンセントが抜けたのかと思い、コードを確認したけど、
異常は無い。リモコンのスイッチを入り切りしたり試みたが、
うんともすんともしない。きっと、長時間TVを点けっぱなし状態
にしてたので、オーバーヒートが原因では・・・と、2時間くらい
冷ませば復活するかもしれない・・・と、待ってみた。
ところが、三菱製32インチTVは2度と映ることは無かった。
ショックだった。当時はまだブラウン管だったのだが、
画面がクリアで発色もナチュラルで、とてもお気に入りの
TVだったのだ。何の前兆もなく突然寿命を迎えたのである。
購入日を確認したら、やっぱり10年をちょっと過ぎていた。
巷で云われる「家電は10年」を実感した貴重な体験だった。