今時は 手を縛らないのですね
義母の話です
ミトンの手袋をしていました 少々錘もついています
ブザーも一緒に入っているので 本人気に入っています
これで カテーテルの点滴外せないです
認知症なのは知っていたけど ドンドン進んでね
近所のケアハウスに入所する と言い出したのね
ご飯を食べる事が出来るようにならないと あそこに入れないよ
って言うとね
ご飯が食べれるようになるのは 諦めた っていうのね
ご飯を食べる事が出来ないから 点滴で栄養を入れているのね
あそこでは この点滴が出来ないから 餓死するよ
餓死するって分かっているのに あそこの人が入れるわけないよ
この病院で お腹の中の菌を全部やっつけて 腸の穴が埋まったら
退院して あそこに入ろうね
いや、退院して あそこに入る
この話を 繰り返すばかり 笑うしかない
入院が嫌なんだろうね…
もっと言えば 重度の大動脈弁狭窄症の義母を受けて入れてくれるか?
順番待ちもどれくらいか分からない
認知症って ある意味 本人にとって優しいよね
生命の危機にさらされていること 分かっていない
それに 最初に書いた ミトンの手袋
やっぱ家族からしたら 縛らなくてもさぁ って思うよね
医療の進化だけでなくて そいう進化もしているのですね