こんな日記を書くと、「あっコイツ、相当のテレビ好き、テレビっ子だな」と思われるでしょうが、
事実私は相当のテレビ好きです。依存症と言ってもいいくらいです、はい。
っということで今回もまた昨日のテレビの話。
昨夜の「YOUは何しにニッポンへ?」という番組で、幼少のころから日本にあこがれて、アルバイトを掛け持ちしてお金をためてやっと念願の日本旅行に来たというブラジル人青年の話があった。
ちなみにタイトルの「日伯交流」にピンとこない人もいるでしょうが、「伯」はブラジルの漢字表記「伯西児」の意味です(老婆心とは思いつつ、一応・・・)。
その彼は取材クルーが接触した時、失意のどん底にいた。
実は数日前に旅行先の名古屋で有り金1,000$(日本円で10万円強)を落としてしまって失意のどん底にいたらしい。名古屋からヒッチハイクで成田まで来たということだった。
憧れの地日本でそんな災難に会い、さぞやがっかりしていたことだと思う。
持ち金が残り僅か百数十円だというその青年に取材クルーはカレーを御馳走した後
「この後どうするつもりなのか?」と聞くと、
ブラジルに帰るチケットは持っていて、それが20日先のチケットなので
取材当日の便に変更できないか頼んでみるのだとか。
そして30分後ー
取材クルーの元に戻ってきた青年によると
彼のチケットは往復の格安料金で購入したチケットだったため変更はできないとのことだった。
「わぁ~、どうすんの?」と番組MCのバナナマンも心配する
(というより、視聴者の心配する気持ちを煽るという意味合いが強いのであろうが・・・)
テレビ依存症で素直な(?)僕も「これ、もう外務省に相談するしかないでしょ」と
まんまと煽りに乗っかってしまっていた。
そうこうしていると、やがて一人の日本人の青年がやってきた。
彼は成田空港で飛行機の機内清掃のアルバイトをしている青年で、前日そのブラジル人青年に「成田空港で寝る場所はないか?」と質問されたのをきっかけに話をして、お昼ご飯を御馳走した後、
前夜成田空港で寝る手はずを整えてくれたとのことだった。
ここまででも十分に「コイツいい青年だな」と感心していたのだが、
チケットの変更ができなかったことを聞くと
「とりあえず今夜はウチに泊まれよ」と言う。
密着取材もOKだということで、番組としては無事成立。
日本人青年のマイカーで彼の自宅埼玉県の越谷市まで連れて行ってくれた。
そしたら彼のご家族がとっても暖かいファミリーで
一晩の温かいおもてなしにとどまらず、20日も先のフライト日まで泊まって良いよと申し出た。
「あ~ええ話やなぁ~~」
そしてフライトまでの「枕」と「顎」だけでなく、
滞在期間中に観光に連れて行ったり、日本食を食べに連れて行ったりしていた。
こうして失意のどん底にいたブラジル人青年は
この日本人青年とその家族との出会いにより一気にプライレスな思い出を得ることとなった。
おそらく一生涯忘れることのできない最高の思い出だろう。
涙もろい僕は思わず涙をこぼしながら
「このブラジル人青年が何年後かに結婚して新婚旅行か家族旅行でまた日本を訪れて、
このファミリーと再会するなんて後日談あるんじゃね」とか思ってしまった。
そんな僕の想像が事実になればテレビ東京としては是非とも取材して2時間特番とかにしたいんやろなぁ。
などと業界の裏も想像しつつね。
その際、名古屋で拾得物収賄してしまった心無い人が昨夜の番組を観て
自分の行いを恥じ、名乗り出た、もしくは匿名で返金してきた、
なんていう後日談も加わるとテレビ東京としてはもっとオイシイだあろう。
なんていう業界の裏の話はさておき、
国のトップクラス同士の会談より、こうした国民レベルでの交流の方が
お互いの国と国の関係良化にとって数十倍も大きいのだろうな。
と感じた昨日の番組でした。
そんな中、初の米朝首脳会談が絶賛現在進行中ですな。