ちょっと話題は前回のイベント寄りになりますが・・・
旧暦の六月のことを「水無月」というのはおそらく多くの方がご存知でしょう。
ところで「梅雨の時期なのに何で『水無月』なん?」という子供のころ僕が持った疑問を持った方、
きっといるのではないでしょうか?
もちろん旧暦(太陰歴)と現在の新暦(太陽暦)では少しずつずれが生じてきてしまい。太陽暦が実際の地球の公転時間との差、つまり地球の公転1回を一年とする実質的な一年(実際の季節との差がない一年)との差が4年に1日なのに対し(この差を修正するためのあるのが閏年というやつだということは皆さんもご存知ですよね)、太陰暦では3年で1カ月もの差が生じるため旧暦では3年に一度「閏月」という1カ月を一年に加える制度があったそうです(つまり3年に一度「13月」があったんですね。13月生まれとなった人はさぞや複雑な心情だったでしょうね)。かつ旧暦では春→夏→秋→冬が、「1~3月」→「4~6月」→「7~9月」→「10~12月」という設定だったので、季節的なことでは新暦とは約2カ月の差があるということも皆さんも周知のことでしょう。
それもこれもさておき、そもそも「水無月」の「無」という漢字、「無い」という意味ではなく「の」という意味合いの「な」だということで、つまり「水無月」は「水の月」、旧暦の六月が梅雨が明けて「田に水を引く月」であつということで「水の月」=「水無月」と言われるようになったとのことです。
以上、「今でしょ」の林先生なら当然ご存知であろうお話でした。