さて午前中の日記では夏のお祭りについてお話ししましたが、午後は、お馴染み「今日は○○の日」ネタ。
今日7月23日は「米騒動の日」ということです。
これは、1918(大正7)年のこの日、富山県魚津の漁家の主婦たちが米の県外移出を阻止する集団行動を起こし、全国にまで広がった米騒動の始りとなったことに由来するもの。
ところで皆さん、「米騒動」ってなじみが薄いですよね。
僕も百姓一揆との区別がイマイチつかずにいました。
で、米騒動について少し調べてみました。
米騒動とは正確には「1918年米騒動」といい、先に由来のところでお話しした、1918(大正7)年の7月23日に富山県魚津で起こり全国に広がった市民運動単独の事件のことを言います。

これに対し「百姓一揆」は、江戸時代に農民が領主・代官の悪政や過重な年貢に対して集団で反抗した運動のことを指します。従って単独の事件を指すものではなく複数回あった反政府運動のすべてのことです。
つまり「米騒動」と「百姓一揆」はよく似たイメージですが、「市民によるもの」と「農民によるもの」、「単独の事件」と「同種類の運動全体」という違いがあります。
ところで「百姓」という言葉も現代社会ではほとんど使われませんが、「お百姓さん」という名称で「農民」のことを指すイメージが強いと思います。
しかし、元々百姓というのは「百の姓」という意味で、人民全体のことを指します。
百姓という言葉が農民のことを指すのは日本でのみ通用する使い方で、現代中国では「老百姓」という言葉で一般庶民のことを指します。
また地方出身者などに対する蔑称として用いられた経緯もあるので、現在社会においてはあまり使わない方が賢明かもしれませんね。