
町火消の誕生
1718年(享保3年)、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのもりただすけ)は
『町火消(まちびけし)』を創設します。
今までは武士の組織だった消防組織に、
町人の組織が誕生した事は画期的といえました。
『町火消』は『いろは47組』(後に48組)に編成され、
隊員は最終的にはほとんどが鳶職(とびしょく)で占められました。
現代も消防士は女性にモテる職業ですが、当時の『町火消』も女性にモテモテでした。
当時の消火活動は今のように放水ではなく、
火の手が迫ってくる建物に飛びこみ、
これを素早く破壊して延焼をくいとめる、という方法でした。
筋骨隆々な鳶職の命をかける様が女性の目を虜にしたわけです。