5. ロサンゼルス五輪(1984年)
水が背中に滞留しないよう開口部を設けて水の抵抗を減らし、
運動性が向上しました
日の丸ワッペンが、JAPANのロゴプリントに替わり、
ハイレグカット(ハイレグ)も登場した。

6. ソウル五輪(1988年)
東レとミズノが新素材「アクアピオン」を開発しました。
アクアピオンは、超極細のナイロン繊維(直径が従来の半分)
とポリウレタン弾性糸を高密度に編成した素材。
水着表面を平滑化し、凹凸が従来の2分の1になったことにより、
素材表面の摩擦抵抗が約10%も低減した。フラットな縫製も低抵抗に貢献した。
さらに、水着開発の方法が、それまでとは全く異なるフェーズに入った。
従来の着用評価は選手の感覚に頼るだけだったが、
このときから流水抵抗を測定するなど、
科学的アプローチを取り入れた本格的な低抵抗性実現の時代が始まったのです。
