ハツキネ (その8)
~続2つのモチ米の味物語~
米菓子など、完成品で売られている食品は、その前の姿がどんなものか、
とか、どういう種類があるか、と意識することはほとんどありませんよね。
今回、自分たちで餅をつく経験をして、お餅はもち米からできているし、
搗くことよりも、その前のこねる/つぶす工程が大事で大変だと知りました。
どんな簡単なレシピでも、自分自身でつくることで、食卓に並ぶ前の姿に
おもいを馳せることができました。今回いただいたハツキネモチには、
荒浜の佐藤善男さんの物語が隠されていました。こうした物語があるから、
食事の前と後には「いただきます」「ごちそうさま」を言えるんだな、
と改めて思いました。
(この記事を書いた人 宮城県仙台市の若栁誉美さん)