ハツキネ (その11)
~あるもち米をめぐる物語~
きっかけは、荒浜で農業を生業として暮らしてきたよしおさんの言葉でした。
「“ハツキネモチ”がうまいんだ」。聞いたことのない名前。
農業に詳しくない私は、昔の思い出話だと思って聞いていました。
よしおさんは“ハツキネモチ”の話をいろんな方にしていました。
その中のおひとり、川崎市のNPO法人アルデンテの代表で造形アーティストの
矢野トンプーさんが「うまい!」という言葉に惹かれて、ハツキネモチの話を
よしおさんから詳しく聞き出しました。
(荒浜のめぐみキッチンより)