スネークコブラは、コールタールのようなねばねばする黒い最後の毒を吐いた。
梟導師は身をかわした。
しかしその一部が長老とクーに当たりそうになった。
「危ない!」
梟導師は、長老とクーを突き飛ばした。
しかし、身代わりに足に石化の毒を浴びてしまった。
「う・・・」
梟導師は、つま先からだんだん石化していく。
一方、スネークコブラは絶対零度斬鉄剣の攻撃が手に当たった。
「ギャー!」
手からだんだん体の方に凍傷が広がっていく。
「勝負はお預けよ!」
スネークコブラは次元障壁の扉を開くと命からがら逃げ出した。
長老は梟導師に駆け寄った。
「どうすれば助かるのですか・・・」
「うむ。無理なようじゃ。」
梟導師はつぶやいた。
梟導師の石化は足から膝そして腰、胸へと広がりやがて小さな石へと変わった。
「ああ、どうすれば良いのか・・・」
長老はなすすべもない。
その時、遠くから誰かの声が聞こえた。
「お師匠さま、どこですかー」
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