昨日の納豆とは変わって、今日は怖い話を^^
食中毒を起こす菌といえば様々なものがありますが、響きも怖いって思うのが「ボツリヌス菌」
私はこれって、ハムや魚といった動物系の食べ物に繁殖するものだと思っていました。
ところがボツリヌスで検索すると、症例は肉や魚以外の保存食にも結構多いんです。辛子レンコンやオリーブの瓶詰めなどでも、実際に中毒は起こっているようです。
何でこんなことを書いたのかというと、「エデンの東」という小説の中で、食中毒を装って人を殺すシーンがあるんですが、最初この小説を読んだ時は何も知らなかったのでそのまま読み飛ばしていました。
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ところが、アメリカでは、20世紀初頭に家庭用の自家製豆の瓶詰めでボツリヌス菌による中毒がけっこう数発生し、問題になったらしいんです。どうも、作者のスタインベックはその事を利用して病死に見せかけた殺人という書き方をしたかったらしいのです。
小説の内容に影響することでは無いけど、そういうことを知っていると、同じ小説を読んでもより深みがある読み方が出来るんだなーって思ったってことを書きたかったんです。
追記です^^
アメリカで20世紀初頭に豆の瓶詰めでボツリヌス菌による中毒が多発したという記述を検索で探そうとしたんだけど見つけられませんでした、なのでこの日記は自分の記憶だけになってしまっています。私らしいといえばそうなんですが、間違っていたらごめんなさいね^^
一応、検索可能な事も書いておきますね^^
ボツリヌス菌は野外に自然にいる菌で、レトルトパック内等に混入し無酸素状態で生育した際に、代謝産物として毒素を出します。この毒素自然界では最強の毒の1つで、70kgの成人に対する致死量が0.7-0.9μgで、1グラムの毒素があったら100万人の人を殺せてしまうらしいです。症状としては、体中に麻痺が起こり、ひどい場合は呼吸が出来なくなるという事です、意識がなくなることはなく死に至るという事なので、怖さ倍増ですね。
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大量殺人兵器としての培養も試みられたりしている、怖い生き物です。(オウム事件の時にもこれの培養も検討されたとされていますよね)
おまけ、硬い話になっちゃったので、というよりこんなの出たのでSS撮ってみました^^
